外国人に人気の和風デザイン

「和」を感じさせるデザインってどんなもの?

東京オリンピックが開催されることもあって日本は観光客ブームが続いております。各地の観光客数に占める外国人の割合も年々増えていき、ホテルや旅館の部屋数が足りなくなったため、民泊と呼ばれるマンションやアパートの空き部屋を貸すサービスも導入されるようになりました。そんな中で最近では民泊専用の部屋を設けて外国人に泊まってもらおうと考えている方も増えているようです。

一方で、どうすれば外国人に気に入ってもらえるデザインの部屋にできるか悩んでいる方もいらっしゃいます。日本で普段暮らしている中ではこれが和風なものだ、と意識することはあまりありませんが、外国人にこれが和風だ、と指し示すのはなかなか難しいものがあります。せっかく日本に来たのに部屋でガッカリした、と思われないように和風の部屋をコーディネートするためにはどうすればいいのでしょうか。

外国人に喜ばれる「和」のデザイン

私たち日本が和風といわれてパッと思い浮かべるのは畳を敷いた座敷の部屋です。外国人もそれを求めて旅館に泊まる方が多いのですが、しかし民泊などを運営するにあたって畳を用意するのはコストがかかりますから、そこまで凝る必要はないでしょう。

部屋の調度はあくまでも洋風のものでそろえているけれど、にもかかわらず和の雰囲気がある、と感じてもらうためには色遣いを工夫することが大切です。それこそ畳は緑色をしていますから、カーペットを薄い緑にしてみたり、ソファーの色を濃い緑にしてみたりすれば効果的に和を演出することができるでしょう。

その他、焦げた茶色を使うことも重要です。外国人が日本で焦げた茶色を見たときはまず漆塗りを思い浮かべますから、部屋を和風だと思ってもらうにあたってこれ以上に良い工夫はありません。

次に効果的に和風を演出できる工夫として、部屋の小物に気を配ることが挙げられます。たとえば通常ならばベッドサイドランプを置くところを行燈を置いてみれば、気の利いた工夫だと好意的に見てもらうことができるでしょう。その他、かわいいキャラクターの人形を置く代わりに木彫りの人形を置いてみたり、電灯の色を白色灯にするのではなくオレンジ色にしてみたりすれば部屋を和室のように見せることができます。

このように部屋を抜本的に変えるのではなく、こまごまとしたところを工夫するだけでも部屋を和風にデザインすることは十分に可能となります。自分なりの和風デザインを模索してみて下さい。


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