店舗のデザインを和風に変えるメリット

お店を経営する上で大切な、「デザイン」

お店を運営するにあたって大事なことはいろいろと挙げられます。立地にこだわったり、飲食であれば食材にこだわったり、価格設定に悩んだり、店長となる方は様々な面で配慮しなくてはなりません。

そんな中で今回取り上げたいのは店舗のデザインです。例えばレストランは基本的に料理を食べるために存在する場所ですが、料理を食べるにも時間がかかります。それだけでなく料理を待っている時間や、連れの客としゃべっている時間がありますから、長い時間その場所にとどまっていなくてはなりません。その間お客様にリラックスした気持ちで過ごしてもらうためにはデザインは凝らなくてはならないのです。

そしてその際にお勧めしたいのは、内装を和風のデザインに変えてしまうことです。和風のデザインにする、といってもたとえば大人数用の席を畳敷きにしたり、全てを木で作ったりする必要はありません。元々が洋風にできている店舗でも少しの工夫を加えるだけで和風に仕立て直すことができるのです。

たとえば店に飾る植物を観葉植物などではなく盆栽に変えてみたりしましょう。それだけで和を演出することができますし、店の雰囲気を和やかにすることができます。またカーテンの代わりに障子を使った戸や、指物の窓を使ってみましょう。こうすれば外からの光をほどよく採り入れながら店の明るさを調整することにもなります。

なによりこうした工夫は人にとって店に親しみを持ってもらうことにつながります。最近では完全な洋風の家に済んでいる日本人も増えてきましたが、まだまだ和風の家に住んでいる人のほうがほとんどです。レストランというくつろげる空間で家に居るかのような気分を醸し出せるかどうかは大切なことです。そのためにも和風のデザインは欠かせないのです。

外国人にも好評でSNS映えする和風デザイン

また店舗を和風のデザインに変えることは日本人の方だけでなく、外国人のお客様を招くことにもつながります。最近は日本にやってくる観光客が増えてきて、翻訳機を使いながらレストランで食事をする人も増えてきました。そうしたお客様を取り込むことは売り上げのアップにもつながりますし、好感を持ってもらえれば日本らしさが感じられるお店として口コミで広がり、新しいお客様の獲得にもつなげられます。

特に外国人の方には自撮りをすることで自分の旅行風景をSNSにアップする人が少なからずいらっしゃいます。もし店舗で物珍しさから店の様子を撮影する人がいたら、遠慮なくSNSで拡散してもらうようにしましょう。


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