どんな空間にも溶け込んで魅力を放つ組子を作る「株式会社タニハタ」
和室の間仕切りや格子の引き戸に使われている組子は、釘を使わずに木を1本1本組付けして作られる日本の伝統木工技術です。古来より大切に守られ磨き抜かれてきたこの繊細な組子の技術は、今、和洋の壁を越えてさまざまな建築物に取り入れられています。
富山に本社・工場のある株式会社タニハタでは、昭和34年の創業以来、格子の引き戸をはじめとした木製建具や、衝立・パーテーションなどの間仕切、組子欄間など組子技術を駆使した間仕切を製作してきました。高度な組子の技術は習得するまでに長い時間を要することや生活スタイルの変化から、組子の伝承が不安視されるなか、タニハタでは従来の伝統工芸品の枠にとらわれない現代の暮らしに合った製品を提供しています。
◆実績
富山市物産振興会会員として、タニハタの組子製品は富山市の特産品として認定されており、富山駅や富山空港などでも見ることができます。また、海外でも商業施設や個人の別荘などに使用されており、2015年のイタリア・ミラノ万博では日本館の設えに取り入れられました。
◆こだわり
和風にも洋風にもすんなりと溶け込み、生活に彩りや豊かさを与えてくれるのがタニハタの作る組子の魅力です。タニハタでは、熟練の組子職人がお客様のニーズに最大限に応えるためにオーダーメイド方式を採用しています。細くひき割った木をカンナやノコギリ、ノミ等で加工・調節しながら、一ミリ単位まで狂いのない寸法で作り上げる組子の間仕切りは、ホテル ザ・リッツカールトン東京をはじめ、有名料理店や個人住宅など多くの顧客を満足させてきました。
◆依頼のしやすさ
タニハタ建具のカタログは、個人用と業者用がありどちらもサイトから申し込むことができます。組子製品に関するお問い合わせやご相談も、電話やメール・ファックス・郵便などで気軽に問い合わせることが可能です。